【読売新聞】宇和島で3.11大津波避難訓練 : 愛媛

愛媛県宇和島市で実施される予定の避難訓練についてのニュースです。


宇和島で3.11大津波避難訓練 : 愛媛 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 宇和島市は東日本大震災から1年となる3月11日、南海地震などによる大津波を想定した避難訓練を市内全域で実施する。全市民が対象で、499か所ある避難場所への避難者数を把握し、アンケート調査も行って大地震に対する市民意識を検証するという。

 訓練は、同市で震度6弱を記録して広範囲で老朽家屋が倒壊、沿岸域に10メートル以上の津波が押し寄せる――との想定で実施。市は防災無線や民間の放送設備などを活用して避難を呼びかけ、海抜20メートル以上まで逃げられることを基本に昨年選定した各避難場所に自治会が決めた責任者を配置し、避難者の確認などを行う。

 市職員対象の参集訓練も実施。職場から2キロ以内の職員は徒歩で駆けつけ、所要時間を確認する。市危機管理課は「市民には避難場所や避難にかかる時間を確認してもらい、何を持って避難するかも考える機会にしてほしい。急傾斜で手すりがないといった避難場所もあり、避難路の整備や場所の集約作業に役立てたい」としている。